タイトル | 狼は恋に啼く | |
著 者 | りゆま 加奈 | |
形 態 | コミック | |
レーベル | ダリアコミックスe | |
出 版 社 | フロンティアワークス |
たった一人を愛しぬく狼と「白鹿」たちのラブストーリー
俺たち民族の躰には狼の血が流れている
BLコミックの中でも獣・人外BLと呼ばれるカテゴリのお話でしょうか。
狼を祖に持つ一族の恋愛事情を描いた3組のカップルのオムニバス。
獣といっても殺伐としたところはなく(いや・・・精神的にはあるのか・・・?)、優しく切ない恋のお話。
狼は白鹿が好き
稀に生まれてくる白鹿の子は繁栄の証として性別関係なく王家に嫁ぐ。
狼を祖に持つ黒髪の一族の中に生まれる白い髪の子ども。
始祖の物語が示すように狼は「白鹿」に惹かれずにはいられない。
いやもうその設定だけでファンタジー好きな管理人の気持ちは沸き立ちますよ。
狼は番ただ一人を愛す
3組のカップルの内、1組は狼×狼カップルです。
狼×白鹿の葛藤だけでなく、市井に住む一族の人間も一生懸命恋愛・生きているんだぞー!というような。
管理人お気に入りは3作目「狼と身代わりの恋」。
双子の王族(狼)と双子の白鹿。
主人公の白鹿サラが好きなアラクシは兄のナラが好き。
そしてそしてナラはアラクシの兄と番になっていた。
優秀なお兄ちゃんカップルを複雑な気持ちで見上げる弟カップル。
サラはアラクシが好きなのにうまくいかなくて・・・。
いやあ切ない。
自分の好きな相手が自分とそっくりな顔の兄。
兄の替わりにされてる自分。
現代とは異なる世界のファンタジー世界という設定。
ただ好きなのに、うまくいかずすれ違う胸の痛み。
そういう心情が繊細に描かれているだけに、その世界に引き込まれました。
涙をぼろぼろ流しながら読了。
いい作品でした。
■ブックデータ
タイトル:狼は恋に啼く
著 者 りゆま 加奈 形 態 コミック レーベル ダリアコミックスe 出 版 社 フロンティアワークス
【管理人評価】
・満足度 ★★★★★(この世界観好き!)
・イメージキーワード
「優しい」「切ない」「獣・人外」「民族」「宿命」
・読後の感想
「良い話・・・。(涙」
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