  | タイトル | ララの結婚 |
| 著 者 | ためこう | |
| 形 態 | コミック | |
| レーベル | ビーボーイコミックスDX | |
| 出 版 社 | リブレ |
なりすまし結婚、脱出失敗
無鉄砲でおおらかなラムダンは、妹を逃がす為に双子の妹・ララになりすまして大金持ちの息子との結婚式に挑む。
ところが、簡単には抜け出すことが出来なくて—？
ヒーローの行動にときめくかぞっとするかは読み手次第？な「ララの結婚」。
それでは、レビュー開始。
青ざめる父と玉の輿婚
山の麓の小さな村出身のララは、親の取引相手である商家の跡取り息子であるウルジに見初められ、結婚することになった。
好きな男がいるララの為に双子の兄であるラムダンは、ララになりすまし結婚式の間に妹が駆け落ちする時間を稼ごうとする。
誰もがうらやむ玉の輿に青ざめ冷や汗を流す父親。
それに対して、妹に成りすますラムダンは、あっけらかんとしたもの。
初夜でウルジと二人きりになりながら、さぁ、逃げようとのんきに考えている。
抜け出せぬ沼
初夜から抜け出そうとして、あっさり失敗したラムダンは、ウルジに抱かれてしまう。
いやいや、男であることがばれたら大騒ぎでしょう？と思うところですが・・・。
「今日からお前はオレの嫁だよ ラムダン」
初夜では穏やかな表情を見せていたウルジの思惑とは？
ほんの一時、成りすますだけが、いつの間にか深みにはまり追い詰められていくラムダン。
口数が少なく何を考えているか分からないウルジの執着からラムダンは、逃げ出すことが出来るのか？
このじわじわと追い詰められていく焦燥感。
他の作品では、なかなか味わえないレベルです。
行き詰まるような攻防とほの暗い執着にゾクゾクしつつ、続きが気になって読み続けてしまう。
そんな作品でした。
■ブックデータ
タイトル:ララの結婚
著 者 ためこう 形 態 コミック レーベル ビーボーイコミックスDX 出 版 社 リブレ
【管理人評価】
・満足度 ★★★★☆（星4つ）
・イメージキーワード
「身代わり」「執着愛」「ヤンデレ」「エロい」「家族愛」「やんちゃ主人公」
・読後の感想
「エロさとほの暗い恐怖が癖になる・・・！」
【購入可能サイト】
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【余談】
ためこうさんといえば、最近「ジェンダーレス男子に愛されています。」がドラマ化されてびっくりしました。
私は読んではいないのですが、BLコミック作家さんの作品の中で唯一（で合ってるかな）BLではない作品ですよね。
ドラマのヒット次第では、BLではない方向にいかれるのでしょうか。