著者名 - 中年東子のRなブックレビュー《BLコミック》

丸角屋の嫁とり (ディアプラス・コミックス)

それにしても男の身の上で
男と祝言をあげる羽目になった私の人生ほど
思うにまかせぬものもあるまい

というか、借金のカタに旗本の娘（として育てられた）主人公が嫁がされるという話。
設定としてはよくある話だと思うのですが。
思った以上に楽しめました「丸角屋の嫁とり」

そんなことをしみじみ思ってしまったのが、「ぷちっとはじけた、」
攻め×攻めのサラリーマンバトル。

俺たち民族の躰には狼の血が流れている

BLコミックの中でも獣・人外BLと呼ばれるカテゴリのお話でしょうか。
狼を祖に持つ一族の恋愛事情を描いた3組のカップルのオムニバス。

獣といっても殺伐としたところはなく（いや・・・精神的にはあるのか・・・？）、優しく切ない恋のお話。

ここは都内某大手企業の本社ビル
エリートしかいないこのビルはA棟B棟に分かれ
それぞれの棟を牛耳るトップエリートがいた

そんな出だしから始まる「どっちもどっち」。
私のツボにはまったＢＬコミックのレビューです。