タイトル | 浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 |
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著 者 | 友麻碧 | |
イラスト | あやとき | |
形 態 | 文庫 | |
レーベル | 富士見L文庫 | |
出 版 社 | KADOKAWA |
高校生にして熟年夫婦?な二人の浅草物語
「あやかし」「転生」と好みのテーマであるにも関わらず、書店で可愛らしい表紙が並ぶ(多分書店お勧め)のを見てから、読まず嫌いしていたこの作品。
コミカライズまでされたのを知り、とうとう手を出してしましました!
元・酒呑童子と元・茨木童子である元夫婦(?)高校生を描いた「浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。」
それでは、レビュー開始。
甘さはないが、元夫婦
「おい真紀!どうせまだ寝てんだろっ!分かってんだぞ、さっさと起きろ」
のんびり夢を見る主人公・茨木真紀(いばらき まき)の住むボロアパートの扉を幼馴染であり同じ高校のクラスメイトである甘酒馨(あまさけ かおる)が連打するところから始まる「あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。」
大らかで大雑把な主人公茨木真紀は、実は茨木童子の生まれ変わり。
そしてその茨木童子は、甘酒馨の前世である酒呑童子の妻だった 。
高校生カップルは元・鬼の夫婦でした。
そんな設定を見て、触手が動かなかったのは、やはり「夫婦」という単語でしょうか。
高校生で夫婦って、もう何かこう恋愛のトキメキすっ飛ばした感ありませんか?
しかも「鬼嫁」日記ですよ。
何かこう、わくわく感に欠けるというか、ときめく要素がないというか。
実際、読み始めてみると元旦那である甘酒馨が、つれない。
義理人情に厚く、困ったあやかしの話を聞いて、助けに駆けつける真紀に対して、自分達はもう人間だから、あやかしに関わるなと苦言を呈する始末。
元妻である茨木真紀に対しても、ラブラブというよりどこか距離を置いている感あり。
だけど、毎朝一人暮らしをしている真紀の部屋に起こしに行って、毎晩真紀の部屋に行って一緒に夕飯を食べるという謎行為。
ツンデレ?ツンデレ夫なんでしょうか
浅草グルメガイドとしても楽しめます。
舞台が「浅草」と限定されているせいか、これでもかと浅草下町グルメが出てきます。
これを読んだ人は、話の中に出てきたお店で実際に食べたくなるんじゃないでしょうか。
ちょっとくどい程の解説と共に下町グルメが出てきますが、私も食べたくなりました。
メンチカツ。
元大妖怪達の人間としての生
過去、妖怪の中でもトップに君臨していたといっても良い大妖怪夫婦の生まれ変わりである二人。
人間としての生活、特に家族については、双方恵まれないというか、そこはかとなく薄幸な気配が漂います。
希薄な家族との絆に対して、過去からの揺らぎない夫婦の絆。
人間として生まれ変わった元妖怪と現世においても妖怪のまま出会うかってのしもべである妖怪達との絆。
恋愛を飛び越えた絆と愛情の物語なのかなと思いました。
■ブックデータ
タイトル:浅草鬼嫁日記 あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。
著 者 友麻碧 イラスト あやとき 形 態 文庫 レーベル 富士見L文庫 出 版 社 KADOKAWA
【管理人評価】
・満足度 ★★★☆☆(ときめきはないけれど、安定の読み応え)
・イメージキーワード
「ファンタジー」「妖怪」「転生」「夫婦」「絆」「家族愛」
・読後の感想
「夫婦にときめきが足らない」
【購入可能サイト】
・Amazon
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【余談】
このシリーズ、人気なのか少女マンガ、少年マンガ、甘酒馨視点の少年マンガと色々な形でメディアミクスされているようです。
小説を買うつもりが、マンガを買っちゃった!
マンガを買ったつもりなのに小説だった!
ということにならないようにご注意を。