タイトル | はじまりはさよなら | |
著 者 | 上川きち | |
形 態 | コミック | |
レーベル | 花恋 | |
出 版 社 | 日本文芸社 |
平凡が好きだ
何よりも平凡を望む主人公が一夜の相手とホテルにいるところから始まる「はじまりはさよなら」。
彼が、何より平凡を望むその訳は 。
それではレビュー開始。
主人公は人外のようです
何よりも平凡を望む主人公・黒須圭(くろす けい)は、実は”人間に生気” を主食とする人外の者。
冒頭からいきなり一夜の相手とホテルにいるところから始まるのですが、その理由も
性欲が強い人間は生気も有り余ってる
から。
食事をした直後にも関わらず、満たされぬ空腹と
早く帰りたい
帰らなきゃ・・・
どこかに帰りたいという思いと頭痛に惑う圭は、ある人物に出会う。
実は記憶がないようです
ケイ、やっとみつけた
ホテルで外国人から差別的な暴言を吐かれていた主人公の前に颯爽と現れたのは、そのホテルのオーナーであるカイル・翔(ショウ)・アスター。
彼は突然圭にこう言い放つ。
俺は約束を果たしたんだ
これであんたは俺のものだよなあの・・・貴方誰・・・?
極上の生気で圭を満たした翔を圭は、全く覚えていなかった。
明かされる過去とは
いきなり記憶喪失であることが明かされてエー!となりましたが、20年前に知り合ったという翔との過去が明かされていく過程が見どころといえば見どころかと。
管理人的には、物語よりも”生気を糧にする” 主人公・圭のエロさと東洋人のハーフである翔の格好良さがツボでしたが。
思い出せ
俺とのこと全部余すことなく
と、圭にせまる翔のオレ様ぶりと
この人といると面倒くさいことになりそうだ
と、何気に酷いことを思う平凡を愛する男・圭の関係がどう変化していくのか。
波乱万丈である筈なんですが、何だかあっさり読み終えてしまった印象です。
結局圭は何故記憶なかったんだろう(ぼそっ
オレ様・執着男は大好きです
上でも書きましたが、管理人的にはこの物語の魅力は、カイル・翔(ショウ)・アスターだと思います。
オレ様執着男・・・嫌いじゃない。
むしろ好き。
20年前の子ども時代の翔も格好いい。
主人公が人外というファンタジー設定がダメでない方、そしてオレ様執着イケメンが好きな方は、結構楽しめるの物語だと思いました。
■ブックデータ
タイトル:はじまりはさよなら
著 者 上川きち 形 態 コミック レーベル 花恋 出 版 社 日本文芸社
【管理人評価】
・満足度 ★★★☆☆(星評価2.5)
・イメージキーワード
「人外」「記憶喪失」「喪失」「空虚」「過去」「濃厚」
・読後の感想
「エロいんだけど、意外な程あっさりな読後感」
【購入可能サイト】
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