タイトル | レオパード白書 | |
シリーズ | レオパード白書 | |
著 者 | 扇 ゆずは | |
形 態 | コミック | |
レーベル | ディアプラス・コミックス | |
出 版 社 | 新書館 |
傲慢対高飛車の美形バトル
この・・・卑怯モノ・・・!
冒頭から剣呑なバトルから始まる「レオパード白書 (1) 」。
それではレビュー開始。
極上ホストの前に現れたのは
俺はこの顔と頭と金があれば生きていける
完全予約制・現金払い制・在籍ホスト六人のカリスマクラブ『レオパード』に勤務するのは、主人公・豹堂綾(ひょうどう あや)22歳。
8ヶ月で一億円まであと一千万円の稼ぎをたたき出し、あくどい笑顔で通帳を眺める彼の前に現れたのは、真行寺忠伴(しんぎょうじ ただとも)。
高級時計や最高品質の衣類、そして他者の手によって整えられた彼を見て、綾が感じたのは”強烈な金の匂い”と”絶対的な支配者”としての存在感。
「お前の24時間を買ってやろう いくら欲しい?」
「・・・一千万円」
「ずいぶん安いんだな セール中か?」
傲慢な真行寺の物言いに、金を巻き上げ後悔させてやると息巻く綾。
突然の出会いから始まる傲慢男と高飛車男の攻防は 。
女性を手玉に取るホスト、男を手玉に取る御曹司
普通BLといえば、攻め×受けで大分性格が違うものが王道だと思うのですが、この作品の二人は、ホストと財閥御曹司という立場の違いはあっても同類の匂いが。
長身で迫力のある美形がぶつかりあう構図は、迫力あり。
ちょっと変わったパターンかも。
そして、男であることを全く隠そうともしない女装シーンは、初めてかもしれません・・・。
毛並みのきれいな山猫を一頭飼うことにした
何だかんだいっても、お金を持っている真行寺の方に主人公の(極上ホストといっても庶民感漂う)綾が迫力負けしている感じは否めませんが、プライドの高さからそう簡単にラブラブいちゃいちゃカップルになる訳もなく・・・。
その辺の攻防が見どころではないでしょうか。
■ブックデータ
タイトル:レオパード白書
著 者 扇 ゆずは 形 態 コミック レーベル ディアプラス・コミックス 出 版 社 新書館
【管理人評価】
・満足度 ★★★☆☆(エロシーンが微妙に好みでなく)
・イメージキーワード
「お金」「ホスト」「お金持ち」「攻防」「美形」
・読後の感想
「微妙に突っ込みたくなるシーンが逆に楽しかったです」
【購入可能サイト】
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【余談】
個人的にツボだったのは、綾がナンパされようとして、とある事実に気付くシーンでしょうか。
そういや俺・・・モテ度ゼロだった・・・
“ホストと客” という設定では女性に囲まれる綾も一般人として外に出れば遠巻きにされる。
それは、綾が持つ美貌の為 。
一般人が気安く近づけない美貌って、どんだけ凄いんだ!という思いと、あー、何だか分かる分かるという気持ちで、その自覚がない綾の深刻に思い悩む様子に生温かい気持ちになったのでした。
もてる=幸せの構図にはならないってことですね。