タイトル | 古城の恋は謎めいて | |
原 題 | The Right Fiance? | |
著 者 | 夏 よしみ | |
原作者 | リー ・ウィルキンソン | |
形 態 | コミック | |
レーベル | ハーレクインコミックス | |
出 版 社 | ハーレクイン |
主人公、経済界のカリスマに接近する
やったわ
あのカル・ローリモアに接近成功よ!
華やかなパーティーの席で、主人公サマンサ・サマナーが一人の男性に近づくところから始まる「古城の恋は謎めいて」。
彼女は、ある目的の為に大企業のオーナー、カル・ローリモアに近づいていた。
それでは、レビュー開始。
美しく華やかなモデルの目的は
あの「謎」を解くために何としても城に行きたい!
主人公は、高級誌「セカンド・アベニュー」のモデル、サマンサ・サマナーが近づいたのは、経済界のカリスマ、カル・ローリモアこと”リチー”。
彼女の目的は、カル・ローリモアの居城「ローリモア城」に行くこと。
美しく華やかで自信に満ち溢れたヒロインとその謎めいた目的はハーレイクインの物語の中では、珍しい部類じゃないでしょうか。
純粋で真面目なリチーに積極的に近づいて、城に招かれようとした主人公は、念願どおり城への招待と同時にプロポーズされる。
主人公じゃなくてもちょっと引くスピードですよ。
お付きの人を引き連れてのデートしかしてない段階でいきなりプロポーズ&婚約指輪をプレゼント。
甘い雰囲気全くない状態ですし。
古城で主人公が探すのは
リチーが来られなくなったので
代わりに迎えに来たんだ
先に帰国したリチーを追って、ローリモア城のある街にやってきたサマンサを出迎えたのは、リチーではなく別の男性。
彼は、自分こそがカル・ローリモアと名乗った。
物語の始まりから謎めいた主人公の行動。
主人公が抱えている秘密は何なのか。
そして、別人のカル・ローリモアの登場。
次から次へと気になる展開が続いて物語に引き込まれます。
サマンサがお金目当てで近づいてきたと思い、追い返そうとするカルと目的を果たそうとそれを拒否するサマンサ。
おもしろい
そのくらいのアピールで落ちるのはリチーくらいだ
本気で口説いてごらん
何でも望みをかなえてあげるよ
ハンサムで強引、爵位を持つというカルと美しく気が強いサマンサ。
この二人のやり取りが面白かったりロマンチックだったり。
夏よしみさんの描く登場人物達がまた華やかで物語を盛り上げてます。
睫毛がびしばし長いのに、違和感全くなし。
身につける衣装やカルの飼い犬であるカーン(ボルゾイ?)、全てが物語の雰囲気にぴったり。
謎解きの面白さ、主人公とヒーローのすれ違い、波乱・・・密度が濃い話で大満足でした。
特に後半、サマンサが傷つき涙するシーンには、がっつり心を持っていかれましたね。
■ブックデータ
タイトル:古城の恋は謎めいて
著 者 夏 よしみ 原 作 者 リー ・ウィルキンソン 形 態 コミック レーベル ハーレクインコミックス 出 版 社 ハーレクイン
【管理人評価】
・満足度 ★★★★★(ロマンチック)
・イメージキーワード
「策略」「謎」「敵視」「大富豪」「ロマンチック」
・読後の感想
「謎ありロマンスありハッピーエンドで大満足!」
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【余談】
最後の最後でヒーローがサマンサへの気持ちを抑えようとした理由。
あれ?それってそんなに重大かなぁと思うのは管理人だけでしょうか。
現代ではそれ程重要視されないような気がしますが、一族の長であるカルにとっては、重要なんでしょうね。
物語の中で、そこの部分だけ引っかかりました。