タイトル | 苺とシャンパンの記憶 | |
原 題 | Propositioned Into A Foreign Affair | |
著 者 | 紅迫 春実 | |
原作者 | キャサリン・マン | |
形 態 | コミック | |
レーベル | ハーレクインコミックス | |
出 版 社 | ハーレクイン |
恋愛・一族・家族愛・・・ぎゅぎゅっ
何気なく読み始めたら予想外に奥が深く濃密なお話でした「苺とシャンパンの記憶」
これは個人的に、超お気に入りリスト入りです。
傷心のヒロインと慰めを申し出るヒーロー
主人公は女優のイザベラ・ハドソン。
ロサンゼルスで名を轟かせる「ハドソンピクチャーズ」、ハドソン一家の娘。
恋愛や一族の醜聞に傷つき逃げてきたマルセイユのホテルで、忍び込んできたパパラッチから逃れる時に出会ったのがプレイボーイで有名なホテル王サム・ギャリソン。
初っ端から衝撃的だったのは、あれです。
「・・・もしかして誘惑している?」
「だって君は傷心旅行中だろう?なぐさめは必要じゃないか。」
なぐさめと現実逃避から一夜だけの恋愛に身を任せる主人公。
おう、何という展開。
疲弊した心を癒す為に快楽が処方箋とは、何という肉食系な人々だ。
これこそハーレクインの世界ですね!
ちょっと引きつつ、さすがはハリウッドを舞台にするだけあって華やかさなストーリー展開です。
他のロマンスコミックと何か雰囲気が違うなぁと思っていたのですが、レビューを書いていて気付きました。
そう、ヒーローもヒロインも会って早々夜を共にしちゃったのに、真面目に恋愛する気が全くないんですよね。
なんたって、疲れきって慰めを求めちゃったけど本来はアバンチュールを楽しむような女じゃないのよ!というヒロインと元々一夜限りにする気満々だったプレイボーイなホテル王ですからね。
ロサンゼルス(ハリウッド)を舞台に一族の醜聞に胸を痛めながら渡り歩く主人公。
一夜限りのつもりだったけど、もうちょっと付き合おうかとエスコートするヒーロー。
うん、華やか。
恋愛以外の要素が素晴らしすぎる
何が素晴らしいかというと、恋愛だけのお話ではないんです。
一族のトップには、ハドソン・ピクチャーズの礎を築いた「伝説の女優」「女帝」と言われるおばあ様。
おばあ様と今は亡きおじい様との恋愛エピソード。
主人公の父と母。そして叔父。
思い悩む主人公の側にいるヒーローが差し出すちょっとした気配り。
恋愛と同時にそれらのエピソードが絡み合って、物語に奥行きを出しているんですよね。
むしろ恋愛よりも恋愛以外の方がメインかもしれない。
様々な愛の形に満足して読了しました。
■ブックデータ
タイトル: 苺とシャンパンの記憶
著 者 紅迫 春実 原 作 者 キャサリン・マン 形 態 コミック レーベル ハーレクインコミックス 出 版 社 ハーレクイン
【管理人評価】
・満足度 ★★★★★(大好き!)
・イメージキーワード
「華やか」「一夜限り」「家族愛」「波乱万丈」
・読後の感想
「満足です」
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