タイトル | ReReハロ 1 |
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著 者 | 南 塔子 | |
形 態 | コミック | |
レーベル | マーガレットコミックス | |
出 版 社 | 集英社 |
なんて爽やかな高校生たち
思わずそう呟きたくなったのは「ReReハロ」。
全11巻のシリーズを一気読みしたのでレビュー記事追加。
それではレビュー開始。
主人公は家事を一手に担う女子高校生
早川リリコ(はやかわ りりこ)は、高校入学して間もない15歳。
母親を亡くして10年。
家族の中で、リリコが主に家事を担当し、周囲から「大変ね」「えらいね」と言われる日々。
しかし、当の本人は既にそんな生活に慣れてしまっている。
うちが「大変」なのはお母さんが死んじゃったせいなんかじゃない
全部あのバカ親父のせいだ
電車の中の好青年
ある日、主人公は電車の中で困っている人をさりげなく助ける同い年の好青年を目撃する。
日々殺伐とした生活を送るリリコは心が洗われるような気持ちに。
倒れた父親に代わり父親が営む便利屋サービスの依頼をこなそうと向かったマンションで、リリコは電車の中で目撃した好青年・同い年の周防 湊(すおう みなと)とかかわり合いになることになる。
電車の中で格好いい男子に出会うとか、いいですよね。
管理人、小・中・高校と近所過ぎて電車に乗ることもなく、そういうシチュエーションにはあこがれます。
突然入院することになった父親の代わりに部屋を訪れたリリコ(むさいおじさんが来る筈が、いかにも未成年な女子高校生)に対して、警戒心むき出しの湊の言動などは、リアルだと思います。
訳あって一人暮らしをすることになったものの、父親と喧嘩をし昔からの付き合いの家政婦も止められてしまった湊。
カードはあるけれども現金はなし。生活能力ゼロな彼は典型的なお坊ちゃま。
無愛想な態度や生活能力のなさ、お金持ちゆえのわがままぶりに、リリコの中の好感度は急降下。
さっさと依頼を済ませようとしたリリコが出した食事の美味しさを気に入った湊は、夕食作りをリリコに依頼しようとする 。
食事で繋がる関係
こういう自炊系、食事作りが出てくる物語に管理人は弱いです。
よく恋愛で『男性の胃袋を掴め!』なんて言いますが、本当美味しい手作りごはんって、もうそれだけで何か癒されるというか。
徹夜・朝帰り当たり前の過酷な社会人生活を送っていた時は、女である管理人でさえ思いましたもん。
『帰ってきたら手作りの食事が用意され、お日様に干した洗濯物やふかふかに干された布団が用意されていたらどんなに素敵だろう』
自分が自炊苦手なせいか、こういうちゃんとしっかりご飯作ってます系なお話は、それだけで素敵フィルターがかかってみえちゃうんですよね。
と、余計な管理人の自分語りは終わりにして、物語の本筋へ。
優秀でお金持ちばかりが集まる高校に通う湊と、いわば”庶民” なリリコは食事を通じて人間関係を築いていきます。
最初は全く恋愛要素がないというか、主人公別の人に恋して湊に相談しているし。
二人を取り巻くキャラクターたち
面白い物語の共通点として、主人公二人を取り囲む登場人物たちが個性的です。
リリコの昔からの友人で、超人見知りで予知夢を見たりカンが鋭い永遠(とわ)と永遠に恋をしている秦(はた)。
湊の友人で大らかな斉木(さいき)、某昔のドラマの主人公をリリコと重ねて盛り上がる帰国子女の湊が好き過ぎるハトコの星梨奈(せりな)、湊を毛嫌いする弟の塁(るい)。
その他、湊を逆恨みする湊のクラスメートや湊を本気で好きな中等部の女の子が登場したり。
後半、何だか周囲がドロドロしてきたなぁ・・・と思ったのですが、ドロドロしきれずに終了した感じですね。
自然と人に優しい態度を見せてしまうイケメン男子高校生湊としっかり者の女子高生リリコの優しいラブストーリーでした。
■ブックデータ
タイトル:ReReハロ 1
著 者 南 塔子 形 態 コミック レーベル マーガレットコミックス 出 版 社 集英社
【管理人評価】
・満足度 ★★★★☆(星評価4.0)
・イメージキーワード
「家事」「お金持ち」「庶民」「便利屋」「食事」
・読後の感想
「食事で繋がる人間関係。健全で爽やかで好き」
【購入可能サイト】
・Amazon
ReReハロ 1 (マーガレットコミックス)
・楽天kobo
ReReハロ 1【電子書籍】[ 南塔子 ]
・Renta!
なし
・eBookJapan
ReReハロ (1) 南塔子 集英社
・honto
ReReハロ 1(電子書籍)
【余談】
ちょっと不満というかモヤモヤしたのが、最終巻。
管理人は言いたい。
少女マンガにHシーンは必要かと!(握りこぶし
だって、凄く健全で爽やかな高校生の恋愛なんですよ。
そこに生々しいHシーンを入れる必要はあるのかと言いたい。
カテゴリ分けが面倒なんだよ!(エ
R系描写があるものは、<TLコミック>カテゴリに入れるのですが、この作品は基本そういうべたべたいちゃいちゃな話でもなく。
最後の最後にあるだけなので、悩みましたが<少女マンガ>としてのレビューに入れました。
全体を見ても、Hシーンいらないと思うんだけどな。
いいじゃん、爽やかなまま終わっても!
生々しい要素入れなくてもいいじゃん!
雑誌の傾向としては入れなきゃだめなのかマーガレットコミックス!
唯一の不満といえば、そこ。
Hシーンが邪魔だ!余計だ!と感じる作品って、ある意味凄いですね。
でも、結末含めて好きなお話です。