  | タイトル | 影姫の婚礼 |
| 著 者 | 京町妃紗 | |
| 形 態 | コミック | |
| レーベル | フラワーコミックス | |
| 出 版 社 | 小学館 |
姫の代わりに敵国に嫁ぐ
主人公のイヅナは、東の国のキサラ姫の“影”。
長年敵対していた東の国と西の国の和睦が成立し、その証として成立した西の国の王子との婚礼を前にキサラ姫が亡くなり、イヅナは姫に成り代わり婚礼に挑むことになる「影姫の婚礼」。
己をなくして姫の影として生きてきたイヅナは、無事キサラ姫として敵国で暮らしていけるのか？
それでは、レビュー開始。
駆け抜けるように進む1巻
病弱で清楚なキサラ姫に対して、剣を振るい感情を表に出さないイヅナ。
ばれるかばれないかスリルある生活が始まるのかと思いきや、国を訪れてすぐに結婚相手の西の国の王子 セダに正体がばれてしまう。
婚姻前にばれてるじゃん！
というか、早々にばらしてるよ！
そして自分の本当の名前を呼ばれてときめくヒロイン。
え、あっさり惚れすぎ！
と、話がさくさく進みます。
うん、もうちょっとハラハラとかときめきとか楽しみたい・・・。
最終的な問題は、イヅナがキサラ姫ではないこと。
身代わりであることがばれたら元敵国に対する西の国への侮辱となり、争いの火種になる？というところなのですが。
え、それで解決しちゃうの？
という展開でした。
話のメインは結婚後
結婚までのごたごたが、あまりに駆け足過ぎ・あっさり解決し過ぎで淡泊に終わった1巻。
この物語のメインは、結婚後の二人のいちゃいちゃぶりを描いた2巻目以降だと思います。
セダと仲の悪い異母弟王子との確執とかイヅナの幼馴染との再会とか色々ありますが、やっぱりあっさり終わった感があるのは二人のお互いの“好き”が揺るぎないからでしょうか。
■ブックデータ
タイトル:影姫の婚礼
著 者 京町妃紗 形 態 コミック レーベル フラワーコミックス 出 版 社 小学館
【管理人評価】
・満足度 ★★☆☆☆（星２つ）
・イメージキーワード
「身代わり婚」「政略結婚」「敵国」「ファンタジー」
・読後の感想
「あっさり読み終わった感」
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