ネットでさらっと目にしたマンガ新連載情報に目が釘付けに。
《少女マンガ》カテゴリでレビューしました「春の呪い (ZERO-SUMコミックス)」の作者・小西明日翔さんの新連載の一報が届きました。
雑誌名 | アフタヌーン 2017年10月号 | |
形 態 | 月刊 | |
出 版 社 | 講談社 |
しかも表紙&巻頭カラーですよ。期待されてますね。
10月号なのですが、発売日は2017年8月25日なので既に発売されています。
読みたい・・・。
前作、「春の呪い(ZERO-SUMコミックス)」は、「このマンガがすごい!2017」オンナ編で、堂々1位に輝いた作品。
タイトル | 春の呪い: 1 | |
著 者 | 小西 明日翔 | |
形 態 | コミック | |
レーベル | ZERO-SUMコミックス | |
出 版 社 | 一迅社 |
▼前作レビュー
”中年東子のRなブックレビュー《少女マンガ》” 春の呪い: 1 (ZERO-SUMコミックス)
「このマンガがすごい!」上位であることを知らず冒頭数ページを読んで思わず購入。
正直絵は上手くない作家さん(大変失礼)だと思うんです。
でも、凄く読ませるのが上手な作家さんだと思います。
基本、少女マンガ読みなんでやはり絵の上手さというのは、結構比重が重かったりする訳ですよ。
絵が下手な作品だと、それだけで一歩作品世界から引いてしまうところがあります。
が、「春の呪い」は、そんな管理人の心をがっと掴んで引きずり込む位の引力で夢中にさせられた作品でした。
恋愛ストーリーなのに、鬱展開。
ほとんど主要人物2人の間で繰り広げられる世界。
トラウマや葛藤を抱えたどこか病んだキャラクターが大好きでバッドエンド嫌いな管理人の好みど真ん中の作品でした。
どれだけ好みだったのかというと、思わずこの作家さんのpixivページを見に行ってしまった程。
そちらのページで今回新連載となった作品が掲載されていて気になっていました。
作品といっても、その世界感や短いエピソードがちょこちょこ投稿されていて、一つの物語を読む状態ではなかったのですが。
そのちょこちょこと披露される設定であったりエピソードに、ちゃんとした物語として読みたいなと思っていたので、本当今回の連載に狂喜しています。
新連載主人公はヤクザ世界の女子高生
物語は、大阪のヤクザの孫娘である主人公吉乃(よしの)とその婚約者である東京のヤクザ・霧島(きりしま)との関係を描いた物語。
高校生カップルだけど、ヤクザ世界の二人で政略結婚のようなもの。
その常識は一般常識とかけ離れ、何より霧島がやばい。
暴力的で文武両道の二面性を持つ彼のどこかネジが外れたような病的な部分。
そんな彼に魅入られた吉乃の動じなさっぷりも見物。
という訳で、恋愛というよりもバイオレンスな世界に生きる個性溢れる面々との掛け合いがメインになると推察してます。
凄い楽しみ。
読みたいけど、雑誌を購入するのは止めているのでどうしよう。
コミック化されるまで我慢するか、ネットカフェに読みに行くべきか・・・葛藤中です。
将来レビュー確定作品ですが、「アフタヌーン」って青年誌だったような・・・。
そして、暴力的な描写が山盛りになるだろうこの作品のレビューはどのカテゴリですればいいんだろう・・・《少女マンガ》ではないよね・・・。
あれ、もしかしてこのサイトでレビュー載せられない?
何はともあれ、楽しみです。
【余 談】
自分がこの作家さんを特に評価しているのは、表紙を描かれるのがとても上手なところでしょうか。
表紙を見れば、大体の作品の傾向が分かる。
そういう作家さん、意外と少ないんで、良作なのにこれじゃあ作品の良さが伝わらないだろうなぁと余計なことを考えることが多いのですが、この方はそんな問題なし。
表紙を見て面白そうだと思った方は、きっとすんなり入り込めるし、無理だと思ったらきっと無理だろう。
日々大量にマンガを読む人間にとっては、内容がダイレクトに伝わってくるような表紙は高評価なのです。
どんなに良作でも面白くなさそうと思ったらスルーしちゃうし、面白そうと期待するような表示で中身がつまらないとがっかりですから。