鳴けない小鳥と贖いの王 ~彷徨編~ (キャラ文庫)

タイトル鳴けない小鳥と贖いの王 ~彷徨編~ (キャラ文庫)
著  者六青みつみ
イラスト稲荷家房之介
形  態文庫
レーベルキャラ文庫
出 版 社徳間書店

四十九年に一度の祝祭と邂逅

大陸中央に位置する“聖域”で開催された四十九年に一度の祝祭が開催される中、主人公・ルルは樹齢千年を超える大樹の根元に横たわり、息絶えようとしていた少年を見つける。

両目を一文字に切り裂かれ、胸に禍々しい黒い矢を受けた少年を救ったのは、ルルが持つ“癒しの民”の力。

わずか5歳の時の一瞬の邂逅。
後にルルは自分が助けたその少年が、自分の“運命の片翼”だったと確信する。

故郷を失い獣姿で放浪する主人公が、早々に“運命の片翼”と再会しつつも想いを通じ合わせることが出来ずにすれ違いを繰り返すシンデレラストーリー『鳴けない小鳥と贖いの王 ~再逢編~ (キャラ文庫) 』。

それでは、レビュー開始。

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恋獄の獣に愛されて (ガッシュ文庫)

タイトル恋獄の獣に愛されて
シリーズ恋獄の獣
著  者吉田 珠姫
イラスト相下 猛
形  態文庫
レーベルガッシュ文庫
出 版 社海王社

孤独な主人公と孤独な鬼との恋愛譚

幼い頃、主人公の久保田(くぼた)あさぎは神社の境内で恐ろしい光景を見た  

気弱で存在感のない主人公が堕ちたのは、魑魅魍魎の跋扈する鬼の世界。
覚醒した知性を持った鬼との恋愛譚「煉獄の獣に愛されて」。

今回は、シリーズ全2冊のシリーズレビューです。

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九尾狐家妃譚~仔猫の褥~(シャレード文庫)

タイトル九尾狐家妃譚~仔猫の褥~
シリーズ九尾狐家
著  者鈴木 あみ
イラストコウキ。
形  態文庫
レーベルシャレード文庫
出 版 社二見書房

猫の化身が仕える狐の世継ぎ

棄て仔(すてご)であった八緒(はちお)は、斑猫の化身の一族であり古い家柄の公卿・鞍掛(くらかけ)家で養い仔になり、末っ仔のような半分使用人のような中途半端な立ち位置で暮らしていた。

そんな中、九尾狐王家(くびこおうけ)の世継ぎである焔来(ほむら)の遊び相手に選ばれる。

種族や霊位によって寿命も成長速度も違い世界。
健気な尽くし系主人公と身分高き若君との恋愛譚。

それでは、レビュー開始。

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ウサギの国のナス (幻冬舎ルチル文庫)

タイトルウサギの国のナス
著  者松雪奈々
イラスト神田 猫
形  態文庫
レーベル幻冬舎ルチル文庫
出 版 社幻冬舎

お笑いBLふたたび

BLにお笑いの分野があったんだ!
と、衝撃を受けた前作「ウサギの王国」に続編が出ていました。

前作のラストから3ヶ月後のウサギの世界。
新たに迷い込んだのは  

それでは、レビュー開始。

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ウサギの王国 (幻冬舎ルチル文庫)

タイトルウサギの王国 [ウサギの王国シリーズ]
著  者松雪奈々
イラスト 元ハルヒラ
形  態文庫
レーベル幻冬舎ルチル文庫
出 版 社幻冬舎

深く考えたら負け!なお笑い系BL

これ、何を切っ掛けに購入したのか記憶にないのですが。
まさかBLにこんな分野があるとは!

声に出して笑いたいBL、それが「ウサギの国の王国」

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