この書籍は未完のまま刊行中止となっています
タイトル | 拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ | |
著 者 | 八色鈴 | |
イラスト | ダンミル | |
形 態 | 文庫 | |
レーベル | オーバーラップノベルスf | |
出 版 社 | オーバーラップ |
号泣必至のすれ違い
頭脳明晰で才能豊かな兄姉達と比較して、身体が弱く公務をまともにこなすことが出来ない落ちこぼれの第四王女。
“はずれ姫”と呼ばれるヒロイン・リデルと高貴な身分と端正な顔立ちから『氷の騎士』と異名を取るヒーロー・オスカーとの結婚は、悲劇的な形で幕を閉じた。
あまりに悲惨な結末から、無事ハッピーエンドにたどり着けるのか、気になって仕方ない「拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ」。
それでは、レビュー開始。
虐げられた王女と氷の騎士の結婚
いくら兄姉達が優秀で、病弱でまともに公務に参加できなかったとしても、本人と周囲の評価が低すぎじゃないでしょうか。
そう思う程、『はずれ姫』王女リデルの扱いが酷過ぎる。
そんなリデルの世界での救いとなるのが、『氷の騎士』と呼ばれるヒーロー・オスカーとの出会い。
オスカーの優しさに触れたリデルは、恋に落ち、彼の姿を追うようになる。
そんな娘の様子に両親がオスカーに結婚をもちかけ、結婚が成立。
世界中で一番幸せな娘は、自分をおいて他にはいない
幸福の絶頂で迎えた結婚生活は、意外な展開を迎えるのでした。
何がどうしてそうなった
そう叫びたくなる程の悲惨な結末を迎えた結婚生活。
でも物語は序盤。そう!結婚生活は序章なのですよ!
あまりにも悲惨過ぎて、もう作品のイメージ=結婚生活。
しかし、この物語は転生モノなのです。
縁もゆかりもない子爵夫妻の娘・ジュリエットとして生まれ変わったリデル。
しかも、まるっと生まれ変わった訳ではなく、ジュリエットが4歳の時に“本来のジュリエット”と入れ替わる形で転生。
え、これ、周囲の人間も全く気付ける要素ないよね?
幸福な結末にたどり着けるのか?
あまりに悲惨な結婚生活。
読者にはリデル、オスカー双方の事情が明かされていきます。
が、再会した二人が盛大にすれ違っていたあの悲惨な結婚生活を経て、無事理解しあえるとはとても思えず。
2021年6月現在、2巻まで出ていますが、続きがとても気になる作品です。
■ブックデータ
タイトル:拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ
著 者 八色 鈴 イラスト ダンミル 形 態 文庫 レーベル オーバーラップノベルスf 出 版 社 オーバーラップ
【管理人評価】
・満足度 ★★★★☆(未完(2巻読了時評価))
・イメージキーワード
「すれ違い」「結婚」「転生」「悲劇」「泣ける」「Web小説発」
・読後の感想
「ハッピーエンドを切望」
【購入可能サイト】
・Amazon
拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 1 (オーバーラップノベルスf)
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拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ 1
【余談】
Web小説発の「拝啓「氷の騎士とはずれ姫」だったわたしたちへ」。
序盤、あまりに強烈なエピソードがあると続きを読まずにはいられない・・・。
続きがあまりに気になって、元のサイトを確認したのですが、まだ完結していないのですよ。
・・・まさか、最終巻まで出版されないなんてことはないよね?
少し不安になった為、未完であることも含めて星1つ評価減らしています。