鳴けない小鳥と贖いの王 ~彷徨編~ (キャラ文庫)

タイトル鳴けない小鳥と贖いの王 ~彷徨編~ (キャラ文庫)
著  者六青みつみ
イラスト稲荷家房之介
形  態文庫
レーベルキャラ文庫
出 版 社徳間書店

四十九年に一度の祝祭と邂逅

大陸中央に位置する“聖域”で開催された四十九年に一度の祝祭が開催される中、主人公・ルルは樹齢千年を超える大樹の根元に横たわり、息絶えようとしていた少年を見つける。

両目を一文字に切り裂かれ、胸に禍々しい黒い矢を受けた少年を救ったのは、ルルが持つ“癒しの民”の力。

わずか5歳の時の一瞬の邂逅。
後にルルは自分が助けたその少年が、自分の“運命の片翼”だったと確信する。

故郷を失い獣姿で放浪する主人公が、早々に“運命の片翼”と再会しつつも想いを通じ合わせることが出来ずにすれ違いを繰り返すシンデレラストーリー『鳴けない小鳥と贖いの王 ~再逢編~ (キャラ文庫) 』。

それでは、レビュー開始。

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天使の影~アドリアン・イングリッシュ1~ (モノクローム・ロマンス文庫)

タイトル天使の影
原 題Fatal Shadow
シリーズアドリアン・イングリッシュ
著  者ジョシュ・ラニヨン
翻 訳冬斗 亜紀
イラスト草間 さかえ
形  態文庫
レーベルモノクローム・ロマンス文庫
出 版 社新書館

BLというより海外ミステリー

BL小説というより、海外ミステリーの登場人物がたまたまゲイだった。
そんな雰囲気の「天使の影~アドリアン・イングリッシュ1~」。

月曜日の朝、ロサンゼルスで書店を営む主人公にもたらされた知らせとは。

それでは、レビュー開始。

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狼を狩る法則 (モノクローム・ロマンス文庫)

タイトル狼を狩る法則
原 題Without Reservations
著  者J・L・ラングレー
翻 訳冬斗亜紀
イラスト麻々原絵里依
形  態文庫
レーベルモノクローム・ロマンス文庫
出 版 社新書館

海外BLは独特の雰囲気があるよね

と、しみじみ感じたのは「狼を狩る法則」

管理人は海外ミステリーをよく読むのですが、日本の作家が書くのとは違った空気感というのを感じます。

そういえば、海外BLも読んだことあった。
その作品にはまらなかったな・・・なんでだろう?

ということで、今回過去読了した本を引っ張り出し、再読してのレビューです。

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王様と幸福の青い鳥 (花丸文庫)

タイトル王様と幸福の青い鳥
著  者六青みつみ
イラスト花小蒔朔衣
形  態文庫
レーベル花丸文庫
出 版 社白泉社

尽くし系ラブストーリー

六青みつみさんの作品は、主人公が可哀想で泣ける作品が多い気がします。
何を読もうかな・・・と思った時、泣きたい気分だったので(え?)目に付いたこちらの作品を選びました。

イリリアには三ヶ月分の記憶しかない

出だしの一文からして主人公の不幸臭漂いすぎてます。

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