ねこねこダーリン(2) (ビーボーイコミックス)


タイトルねこねこダーリン(2)
著  者楢崎 壮太
形  態コミック
レーベルビーボーイコミックス
出 版 社リブレ

押せ押せな攻めとの微妙な関係

前回押せ押せな攻めにたじたじとなっていたところで終わった「ねこねこダーリン」の2巻。

三男・亜以(あい)主人公の「ねこねこハニー」シリーズでも思ったのですが、シリーズの1巻目に(1)とか①がつかないのは何故でしょう。

1冊目の売り上げ次第で続刊が決まるのかな・・・。

そんな厳しい裏事情を推察しながらレビュー開始。

押しまくられてツンデレ発動中

前作から押せ押せだった攻め青山善治(あおやま ぜんじ)が更にパワーアップしている「ねこねこダーリン(2)」。

ケダモノ化している善治と比べると過去のトラウマから抜け出しきれない主人公紗以(さい)は、複雑な思いを抱えツンデレ発動中。

今回、善治の強烈な猫アレルギー状態が判明。
あれ、これかなりの障害じゃないの?と思いきや、何事もなく押し合いへし合いべたべた進行・・・。

あれ?問題なし?

「俺はめったに猫にならない紗以の方がよっぽど危ないと思うね」
「猫になった時一番厄介なことになるのはあいつの方だと思うぜ」

言い寄られて動揺しつつ、猫化しない自分を不思議に思う紗以と紗以のいない所で猫化しまくる長男・珂以が亜以に言った言葉は、ラストシーンへの序章だったのか。

衝撃の猫化シーン

それは、あまりに唐突にやってきた紗以の猫化シーン。
管理人の感想は・・・。

ぎゃああああ!可愛ぃいいい!

前作猫化シーンでは、耳しか出なかった紗以の猫姿。
あまりの可愛さに心の中で絶叫。

三男・亜以(あい)は、三毛猫。
長男・珂以(かい)は、トラ猫。
だったら耳も黒かったし、紗以は黒猫かなと予想していたのですが・・・。

予想外。
そして予想以上に可愛い・・・!

涙・涙・涙

滅多に猫化しない紗以の猫化に、泣きながらうろたえる亜以。
優しく出迎える母親。
柄悪善治に立ちふさがり弟を守る長男・珂以。

そういえば、亜以がどん底だった時は紗以が立ち上がってたなぁ。

主人公を取り囲む家族の優しさと傷心の紗以に涙が止まらず。

普段冷静沈着な人間ほど打たれやすいというか繊細過ぎでしょ!とか、もう悪気なくここまで事態を悪化させる善治とは相性悪すぎるんじゃないのとか、ちらりと過ぎった考えは、どうでもいいのです。

うん、泣ける。

猫化した亜以がぼろぼろと泣く。
猫化した紗以も泣く。
ああ、「ねこねこハニー」と同じく「ねこねこダーリン」も猫泣きマンガだったか!

勝手に分類してる

後半の紗以猫化シーンからの吸引力は凄かったです。

エロ、なくていいなぁ

管理人、このシリーズ大好きです。
1巻から感じていたことなんですが、この作品・・・エロなくていいと思う。

押せ押せ攻めキャラの為、「ねこねこハニー」シリーズよりもエロ濃厚なこの作品。
何かキスどまりの方がいいなぁ・・・と思うのです。

R系小説・コミックは、過剰エロシーンにうんざりする作品は結構あるのですが、この作品はそうでもない。

だけど、エロシーンよりも雰囲気というか、登場人物達の言葉を楽しみたい。
そういう風に感じさせられる作品でした。

次巻をお楽しみに!

とりあえず、3巻まで続くのは確実。
益々エロ濃度が上がることでしょう。

■ブックデータ

タイトル:ねこねこダーリン(2)
著  者  楢崎 壮太
形   態 コミック
レーベル ビーボーイコミックス
出 版 社 リブレ
【管理人評価】
 ・満足度 ★★★★★(泣けた)
 ・イメージキーワード 
  「獣・人外」「猫」「泣ける」「ツンデレ」
 ・読後の感想
  「猫草シーンとしっぽは口ほどにモノを言うシーンに萌えた」

【購入可能サイト】
・Amazon
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ねこねこダーリン (2)【電子限定かきおろし付】

【余談】

今回の「ねこねこダーリン(2)」ですが、猫谷3兄弟の子ども時代を描いた短編集「月刊ねこねこ」との合冊版(電子書籍限定)があるので要注意です。

タイトルねこねこダーリン(2)+月刊ねこねこ『ねこねこ合冊版』【電子限定かきおろし付】
著  者楢崎 壮太
形  態コミック
レーベルビーボーイコミックス
出 版 社リブレ

管理人は気付かずに別々に購入してしまいました。
(合冊版の方がほんの少しだけ安い)

「ねこねこダーリン(2)」「月刊ねこねこ」「ねこねこダーリン(2)+月刊ねこねこ『ねこねこ合冊版』」すべて異なる電子限定かきおろしを収録しています。購入の際はご注意ください。

全部別のかきおろしとか・・・親切なのか酷いのかよく分からない仕様ですね。

「月刊ねこねこ」は、若干三男・亜以と黒川君の話が多いような・・・。
「ねこねこハニー」、2巻完結のようですが、続き読みたいなぁ。