下がってお待ち下さい(ドラコミックス)


タイトル下がってお待ち下さい
著  者元ハルコ
形  態コミック
レーベルドラコミックス
出 版 社コアマガジン

人嫌いではないけれど

駅員として働く主人公の田中は、他人の体温が苦手。
そんなある日、彼は印象的な視線のスーツ姿の会社員・堂島と出会う。

目は口ほどにモノを言うを地で行くストーリー「下がってお待ち下さい」。

それでは、レビュー開始。

強い視線のその訳は  

俺は他人の体温が苦手だ
生暖かくて心地が悪い

人が嫌いではなくても人の体温が苦手な駅員の田中(たなか)。
それは可愛らしいおばあさんに手袋越しに手を掴まれただけで震える程。

そんな中、出会ったのは、スーツ姿の会社員・堂島(どうじま)。

ぶつかった肩より目が熱い

夜番の日、触れられたことよりも視線の強さを意識したその相手が酔っ払って終電を逃してホームにへたりこんでいたのを世話した時から、急激に距離を縮めていく。

お休みっていつなんですか?
田中さん 一応コレ ナンパなんですけど

嫌悪の原因と据え膳食う男

他人に触られるのが嫌い、怖い。
そんな田中の記憶の中によぎる暗い記憶。

原因は過去にあるようですが、そんな主人公・田中の怯えをものともせずに堂島さん、ぐいぐい押してきます。

一緒に飲みに行き、酔っ払って意識混濁している主人公に手を出さないなんてこともなく。

「し、暫くお待ち下さい」
「なになになんで?」
「心の準備が必要です」

・・・なるほど、こことタイトルが繋がってくるのか!

怯える小動物(的な主人公)を待ちつつも、じわじわと押しまくる堂島。
近づいたようで離れたり、二人のもどかしい関係を楽しむ物語でした。

収録話

表題作「下がってお待ち下さい」5編と主人公田中に何気に手玉に取られている(?)堂島視点の超短編「下がってお待ち下さい[番外編]

お前らもうセックスした?

幼馴染からそう問われる衝撃的なシーンから始まる「THINK DRIP」。
中学の頃からの付き合いでツーカーな吉野(よしの)と源(みなもと)。

2年前に独立して以来、社長である吉野は、部下にコーヒーを淹れることを日課にしている。

その最初の一杯の相手は、源  

友人の言葉から見直す二人の関係は?
最後の主人公の言葉が意外で印象に残ってます。

■ブックデータ

タイトル:下がってお待ち下さい
著  者  元ハルコ
形   態 コミック
レーベル ドラコミックス
出 版 社 コアマガジン
【管理人評価】
 ・満足度 ★★★☆☆(可もなく不可もなく)
 ・イメージキーワード 
  「駅員」「スーツ」「トラウマ」「据え膳」
 ・読後の感想
  「淡々と読み終えてしまった感じ」

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